心理療法のひとつに、退行催眠で心を癒す方法があります。
過去に体験した深い心の傷は その人の中に残り 再び同じことを繰り返して傷つくのではないかという怖れを生み出します。
しかし、怖れとは、心の中に「こうなるんじゃないか」というマトを持っているようなものですから、かえって怖れていた状況を現実化させてしまうのです。
退行催眠によって子供時代にまでさかのぼり、過去に傷ついた出来事をヒーリングしたり、書き換えるという方法があります。
それによって過去の出来ごとから生じた怖れそのものを手放してしまえば、その苦痛を再体験してしまう可能性から自由になることが出来るのです。

過去世回帰とは、その子供時代から更に引き伸ばして、過去世までさかのぼって見ていくことです。

私たちの思考は、一定の時間と空間の枠の中で物事を考えるように出来ていますから、すべてを頭の中で理解しようとすれば、とても困難を伴うでしょう。

人生の基本的な問題を扱うセラピーとしては 実に多くのものがあります。
過去世ワーク以外にも、自分を解き放っていくテクニックに、リバーシングやブリージングなど、呼吸によってその部分を吐き出していき、原因そのものには触れずに解放するという方法もあります。
ですから解放する為には、直接の原因を知るということは絶対不可欠というわけではありません。
ただ、ほとんどの人が「なぜそうなのか」という理由を発見した時に、最もそれを手放し易くなります。

その方法の一つが 過去世ワークなのです。
もしかしたら、いちばんの原因は子供時代なのかもしれません。

その場合には インナーチャイルド・セラピーが役に立つでしょう。
しかし、これも、もっと深く根本的な原因までさかのぼっていくと、過去世から持ち越されていることが多いようです。
そして、過去世回帰を意味あるものにするためには、その過去世のエネルギーを解放してやる必要があるのです。
過去世にはネガティブではないものも沢山あります。
過去世を見たとき、非常にポジティブで力づけられるような感じがすることはしばしばあります。
その場合には、なにも解放する必要はありません。
ポジティブな過去世のエネルギーは あなたのまわりでガイドとしての機能を果たしているのです。

そういう場合は、むしろそれにチューニングしていくようにします。
そうすれば、そのガイドをより自分の近くに引き寄せることが出来ます。